宝塚-雪組

【雪組】『ファントム』(2018) 感想

雪組『ファントム』を観劇しました。この作品の中の「Home」という曲の中には、「きっと叶うはずさ 夢は」という歌詞があります。数年前、トップコンビのお二人がスカイステージでこの曲を披露する番組があり、いつかこのお二人で『ファントム』上演しないかなと思っていたところ、上演のお知らせがありました!観劇している間は、本当に夢のような時間でした。

★11月23日 11時 1階17列 宝塚大劇場

トップコンビのお二人の歌に、聞き惚れた3時間だった。クリスティーヌは「音楽の天使」で、エリックはその先生。その名を超えるほど、歌が素晴らしかった。お二人は、どちらがメロディーになっても聞き応えがあり、それでいてぶつかり合わないところが本当にすごい。夢見ていた「Home」を聞くことができ、最高の体験となった。

次に、エリックとキャリエールとの場面。トップスターよりも下級生の方がキャリエールをやるってどんな感じなんだろう?と思っていたけど、すごく感動した。このシーンで、キャリエールがエリックの顔に対し、「もう少しいい顔で生まれてくれたらなぁ」という冗談めいたセリフがある。そこから、エリックが自身の顔を肯定され、生きることに対して前向きになると思っているので、ここはとても大事な場面だと思う。だからお二人で見れて本当に良かった!

あと、従者のメンバーに、沙月愛奈さんと笙乃茅桜さんがいたのがすごく嬉しかった!従者は男役さん4人・娘役さん2人なので、沙月さんと笙乃さんがシンメになることが多く、幕開きのダンスシーンだけですごくワクワクした。

またフィナーレが、ショーの一部分のように銀橋渡りや、娘役さんだけのナンバーがあって楽しかった。一本物だと、時間の都合上、やはりフィナーレが少なくなってしまうので。ショーが好きな私としては最高!ファントムの曲を様々にアレンジしていて編曲も素敵だった。

エリックは作中、自分の生まれてきた意味を周りに問いかけている。そして、最愛の母ベラドーヴァから生まれ、音楽に触れ、クリスティーヌに出会うことが自分の生きる意味であり、証だったのだというセリフがある。こんな風に命を懸けて誰かを愛するって素敵だな、と思った作品でした。