宝塚-宙組

【宙組】『オーシャンズ11』(2019) 感想

宝塚歌劇団・宙組公演『オーシャンズ11』を観劇しました。

画像:宝塚歌劇団 公式ホームページ より

★5月4日(土) 15時 宝塚大劇場 2階11列

『オーシャンズ11』は、私自身が宝塚を好きになったきっかけの作品である。そのため、宝塚を観たことがない人に、ぜひオススメしたい作品。男役のかっこよさ、軽快なストーリー、オリジナル楽曲の素晴らしさ、豪華な舞台装置、宝塚ならではのパレード、など魅力が詰まっている素晴らしい作品だ。

まずは、男役のかっこよさである。幕開きすぐ、ダニー・オーシャンのセリフ「だが、ゲームの相手には持ってこいだ」→囚人服を脱ぎ去り、スーツ姿→「♪FATE CITY」で男役さんたちのダンス、という流れ。男役さんたちのお芝居、ダンス、歌が一瞬で体感できる素晴らしいプロローグなのである。作品中ではアドリブで笑わせる場面もあるので、そのギャップが本当に魅力的なのである。

そして、オリジナル楽曲の素晴らしさ。「FATE CITY」、「JUMP!」、「愛した日々に偽りはない」。1作品にたくさん素晴らしい曲が集まっているのである。特に、ライナスを励ます場面で使用される「JUMP!」は、パレードの終盤でも使用されている。落ち込んだ時に元気付けてくれる、私にとって、本当に大切な曲である。個人的には、「ひとかけらの勇気」(『スカーレット・ピンパーネル』)も勇気付けてくれる、とても素晴らしい曲なので、おすすめしたい。

再演を重ねている作品だからこそ、今回は、2回目、3回目の出演になる方もいる。真風涼帆さん・芹香斗亜さんは、初演の星組バージョンに出演されており、再演の花組バージョンでは、芹香さんがライナスとして出演されていた。そして、今回は芹香さんがラスティーとしての出演。今回、「JUMP!」を芹香さんが歌う場面では、以前ライナスを演じられていた芹香さんがラスティーとしてその場にいらっしゃった。この場面を見ただけで、ファンとしてはもう感無量。芹香さんライナスは、「JUMP!」したんだなぁ、と耽ってしまった。

この大好きな作品を、生で観れなかったことを、ずっと悔やんでいた。もっと宝塚を早く知っていれば…、その思いは消えることがないけれど、実際に生で見ることができて、少し楽になった。大好きな作品を、自分の目で観劇できる、ということは、私にとってこの上ない最高の出来事である。『オーシャンズ11』、これからも再演を重ねてほしい。