劇団四季

【四季】『ノートルダムの鐘』感想(2019京都)

『ノートルダムの鐘』が京都で再び上演されることになり、突発で観劇してきました。前回観たときからは、キャストの方も増え、また作品力が上がっているように感じました。

★9月29日 2階2E列 京都劇場

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実は、今回突発的に観劇を決めたのである。理由はキャストの組み合わせである。まずは、岡村美南さんのエスメラルダ。京都公演の舞台稽古にいらっしゃったので、開幕は岡村さんになることは薄々わかっていたものの、いつ別の作品に出演されるか分からなかったので、私にとって「推し」である岡村さんを今見ないと、次いつ見れるか分からない、という思いがあった。

そして、川口竜也さんのフロロー。川口竜也さんは『レ・ミゼラブル』のジャベール役でも拝見しており、その素晴らしいお芝居と歌声にファンになった。川口さんは外部の方で、他のお仕事の兼ね合いで出演期間が必然的に限られるので、川口さんが戻ってきたのを知って「これは行かねば!」となったのである。

最後に、金本泰潤さんのカジモド。4人目のカジモドであり、まだ観たことがなかったので、このタイミングでぜひ拝見したい、と思ったのである。

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観劇後は、カーテンコールで「ブラボー!」が出るほど、本当に素晴らしい公演だった。ノートルダムは数回観ていて、ある程度の流れは分かっているつもりだったけど、キャストの組み合わせでこんなに変わるのか、と衝撃を受け、自分自身の好みを改めて再確認した。

今回の組み合わせは、フロローが話の中心にいた。川口さんのフロローは、カジモドにも、エスメラルダにも、フィーバスにも、自分の欲望や、弱さを曝け出す。だから、カジモドとフロローの関係性、エスメラルダとフロローの関係性が作り上げる世界観に自分も入りこむことができた。特に、「弱さ」を曝け出す点に関しては、今までのフロロー像とは異なっていて、新鮮であり、役に深みをもたらしていたように感じる。Twitterなどで、川口さんのフロローが絶賛されていた意味が分かり、そしてますます大好きな作品になった。