望海風斗さんを追いかけた、わたしの7年間

2021年4月11日。宝塚歌劇団・雪組トップスターの望海風斗さんは、宝塚歌劇団をご卒業する。

わたしは、かれこれ7年、望海さんを応援していました。宝塚を卒業しても、望海さんをもちろん応援します。でも、宝塚の望海さんを応援していた日々は、とても輝かしくて、かけがえのないものだったと思うのです。この思いを少しでも忘れたくないから、記事にすることにしました。(まぁ、お手紙にしたら重すぎるので、個人ブログにしたというのもありますが…)

望海さんを認識したとき

わたしは、宝塚を初観劇したのが2014年の星組『The Lost Glory/パッショネイト宝塚!』だった。そこから、来る日も来る日も動画サイトで「宝塚」を検索し続け、見つけたのが「Brilliant Dreams +NEXT」という番組の切り抜き。この番組は宝塚専門チャンネルのスカイ・ステージという番組で、その番組では望海さんと、元宙組トップスターの朝夏まなとさんが対談していて、お二人は元々花組でご一緒されていたこともあり、和気あいあいとした様子だったのを記憶している。そこから、わたしは宝塚にはまり、学生割引を使い、通うようになったのであった…。

ファンになったとき

きっかけは、動画の切り抜きで見た、花組・2013年に上演された『オーシャンズ11』である。望海さんはこのとき、悪役であるテリー・ベネディクトを演じていた。その中のナンバー「♪夢を売る男」という曲を聞いて、わたしはその歌唱力の高さに驚いたのを覚えている。そのときに、「あぁ…これが”落ちる”ってことか…」と毎日望海さんと宝塚のことを狂ったように調べていた。宝塚特有のルールなどは、この時期に会得したと思う。ちなみに、この作品は何度か再演されているが、「♪FATE CITY」「♪JUMP!」「♪愛した日々に偽りは無い」など、名曲が多く、今でも大切な作品である。

望海さんを初めて観劇したとき

これは、雪組・2015年に上演された『ルパン三世/ファンシー・ガイ!』である。前日は動画で見まくっていた人にやっと会えるんだ、という思いですごくわくわくしていたのを覚えている。実際に目にすると、とても表現力が素晴らしくて、「この人が退団するまでずっと応援しよう」と思った。

二番手時代

そして、望海さんが二番手となったのが、雪組・2015年に上演された『星逢一夜/La Esmeralda』。二番手の大きな羽を背負ったのを見たときに、とっても嬉しかったのを覚えている。この二本立ては、本当に大好きで、一度見てからすぐにチケットを買い増ししたのを覚えている。まだ劇場で作品を見慣れていないときに、こんなに美しくて儚い物語を体験できたことは、わたしの中で今でも宝物である。七夕の日は、毎年この作品のことを思い出す。

トップ時代

望海さんがトップになったときから、退団されることは意識していた。だから、後悔しないように精一杯応援しよう、と決めたのを覚えている。東京宝塚劇場に行ったり、全国ツアーに行ったり…様々なところに行ったなぁ。
思い出深い作品と言えば…『SUPER VOYEGER!』(2017年)のプロローグとお衣装大好きだったなぁ。『ファントム』(2018年)は「Brilliant Dreams +NEXT」にあった望海さん・真彩さんの「♪Home」再び…で歌詞の”きっと叶うはずよ 夢は”という言葉の意味を再度目の当たりにした。真彩さんの「♪My True Love」、望海さん・彩風咲奈さんの「♪You are my own」も大好き。『20世紀号に乗って』(2019年)も円盤化はされていないけれど、ハッピーエンドで楽しかったなぁ。『Once upon a time in America』は望海さんの少年期〜老年期の男役を観られて幸せだった。
そして『fff/シルクロード』!『fff』は真彩さんの謎の女の声作りに惹かれ、また音楽に全てを懸けるルイの様子が、望海さんの宝塚に懸ける姿と重なった。そして『SUPER VOYEGER!』の歓喜の歌をここで伏線回収。『シルクロード』は個人的に大好きなショー。ストーリー仕立てで楽しかったなぁ。大世界(ダスカ)の場面は、望海さんの再びの劉衛強、真彩さんのラップ含め、目が足りなくてショーの中でも大好きな場面になった。また、デュエットダンスは白いお衣装が素敵だし、お二人の幸せそうな姿を見ることができて、こちらも本当に幸せな気持ちになった。

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この7年間、色々とあったけれど、心の何処かでずっと望海さんを追いかけていて、拠り所にしていたんだと思う。次の公演は何だろう、どんな役作りなんだろう。そして、観劇したら望海さんの表現力に圧倒され、ひとときの夢を見て、自分も頑張ろう、と感じていた。その時間は本当にかけかえのないもので、そんな素晴らしい時間を過ごせたことはわたしの人生の財産だと思う。

相手役の真彩希帆さんが退団会見でおっしゃった、「特別な時間を過ごす約束」。もしそれがあるのなら、わたしもそれを少しだけ、もらうことができたのだと感じている。

望海さん、本当に夢を見せてくれてありがとうございました。これからの人生が、どうか健やかであることを心から祈っています。