日記

『丘の上、ねむのき産婦人科』と結婚/出産について思うこと

「いい」演劇に出逢った。それは、心を動かされるもの、終わってからも作品のことが頭から離れない演劇だ。先日、劇団DULL-COLERED POP『丘の上、ねむのき産婦人科』を観劇し、自身の中にあった「結婚、出産」というトピックについて考えるいい機会になったので、記しておきたい。

※私はアラサー、未婚です。

この年になると、どんどん周りの友達が結婚していく。そして今年に入り子どもができる人も増えてきたように感じる。それはとてもおめでたいのだけれど、「私って、なんで結婚できないんだろう」という思いが渦巻く。その答えは明白なんだよね。なぜなら行動していないから。
でも、「結婚したいか?」という問いに対して、そもそも答えを出せない。「結婚は生活だ」と考えると、私は生活を一人でしたいから。ただ、その答えはまだしっくりきていなくて、ずっともやもやしている状態なのだ。

それは考えるに、結婚に両極端の思いを抱えているところがあるからだと思う。私は恋愛経験が人より少ないし、色々あって愛情経験も少ないほうだ。だから、instagramで見るような結婚式やウエディングドレスの写真が羨ましい。と同時に、両親の喧嘩を何十年も耳にしているので、自分も同じ家庭を築くくらいなら、一人のほうがよっぽどまし、という思いがある。あと私は人間関係を築くのが超ーーー下手なのである。あれ、なんだか言葉にするとけっこう「逃げ」な理由多くない?そう、「結婚しない」という選択肢に対して前向きな意見が持てていないのが現実なのだ。

というわけで結婚に対してはこういう思いなのだが、出産に対しても色々ともやもやがあって、それがこの『ねむのき』を見てとっても共感したのだ。特に、私が見た回は男女逆パターンだったのでなおさら。価値観のすり合わせ、仕事と出産までの両立、不妊治療…。どれも私にとってドンピシャすぎて考える機会になった。
残念ながら出産には適齢期がある。それは35歳までだ。今私が思っているのは、子どもに満足な教育を受けさせたいが、自身の収入が少ない中で満足に子育てできるのか・子どもを産むのはエゴではないか(自分の成長のため)という点である。パンフレットにも書いている方がいらっしゃったけれど、反出生主義的なところがある。ただ、「自分より大切なものができる」というのは体験してみないとわからないから体験したいし、それなら出産は若いほうがいいし…とまたもやもやしているのである。(※結婚→出産はもちろん承知の上で)

今回言語化した上で、自分のわだかまりを少しでも溶かすことができたのでよかった。こういう機会があると自分を見つめ直せるので、やっぱり舞台は偉大だ!