歌舞伎

【歌舞伎】「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」(2018) 感想

ワンピース歌舞伎が大阪にやって来たぞー!というわけで、観劇の感想です。

✴︎4月21日 16時半 3階4列 大阪松竹座

◼️滝に宙乗りに盛り沢山な演出!

「スーパー歌舞伎」というわけで、宙乗りや水を使った演出に圧倒された。宙乗りは、ルフィ、マルコ、青キジのお三方。特に青キジの宙乗りはかっこよかった!いつワイヤーつけてたの?ってくらい、自然な宙乗りで、ものすごく速い宙乗り!

水を使った滝の場面は、やはりビジュアルでも圧倒されるけれど、滝からバク転で落下したりとアクロバットが入っており、かなり見応えがあり、とても楽しかった。

◼️白ひげの器の大きさ

今回見た中で、とても魅入られたのが、「白ひげ」こと市川右團次さん。原作での白ひげは、体の大きさもさることながら、何より器が大きい、みんなが憧れる存在。その器の大きさを、歌舞伎の技術で表現されていたのがとても興味深かった。

あの歌舞伎のお化粧で威圧感が出ていたし、お衣装も豪華だったし、何より話し方が威厳のある話し方。現実世界にはいないとわかっているけれど、少し近い存在になった。

◼️原作ファンだからこその思い

今回のスーパー歌舞伎、原作を読んでいれば、セリフの意味の重みが倍以上に伝わってくる。その中で、上演時間3時間に収める以上、やむを得ないことであるのは重々分かっているが、エースの出生の秘密を劇中で話すとき、原作を読んでいない人からすると、あっそうなんだ、で終わってしまうんじゃないかな、と思った。

この事実はエースの人格形成に大きな影響を与えていることから、彼の最期のセリフにも繋がっている。そして、この事実がわかるまで、原作では何巻もの時間が経っていたので、私としてはかなり重要な事実だと感じていた。原作通りにするのは難しいけれど、それくらいキーになる事実なので、ぜひ原作を読んでくれる人が増えたらいいな。

◼️ゆず「TETOTE」とのコラボ、無限大

第二幕での「ファーファータイム」は、三階席にも役者さんたちが来てくれて、とても楽しかった!その中でゆずの「TETOTE」はワンピースの世界観にぴったりだったし、ゆずのライブにいるようで本当に最高だった。

ゆずの曲(特に北川さんが作る曲)は、「こうありたいという理想」をいつも思い出させてくれる。現実はそううまくいかないのだけど、曲を聴くと、諦めないでまた頑張ろうって思い出させてくれる最高の曲だった。

□あとがき

大好きなワンピース、大好きな歌舞伎。伝統芸能の新たな可能性を見た気がして、やっぱり舞台って最高だなと思い直した。